高谷鉄工所で働くみなさんに集まっていただき、仕事について聞いてみました。
本日は、高谷鉄工所で働くみなさんの生の声を聞きたいと思い、集まっていただきました。
よろしくお願いいたします。
まずは、みなさんの現在の仕事の内容を簡単におしえてください。
本社工場で、階段手摺の加工、製作を行っています。
特に量の多いものや難易度の高いものを中心にやってもらっていますよね。
ビルの上から下までの手摺だったり、製作の難しいものなども作業されています。
僕の仕事内容は……工場加工、現場打合せ、現場取付と…全工程を一貫してやっていますね。
工場で手摺を作ったり、現場の作業やお客様との打合せなど、本当になんでもやっていますね。
工場の作業から現場の作業、打合せ…。
すべてを円滑に動かしてくれている、本当になくてはならない仕事ですよね。
僕は合番(※)作業が多いですね(笑)
工場や現場で、皆の作業の合番をやったり、鉄骨の歪み取りを行ったりしています
※合番、相番(あいばん):作業者のサポートについて二人で作業する人のこと
いやいや、他にもいろんな作業をやって下さっていますよね。
現場を上手く回してくれたり、本社工場でも、忠岡工場でも作業されて、
実は一番いろんな作業をやってくれていて、縁の下の力持ちですね!
皆さんの、仕事の好きなところや、やりがいはどういったところでしょうか?
人に自慢できるところです。「これ俺が付けたやつやで」って。
町で見かける建物や有名な場所など、誰でも知っているところの仕事も多いので、人に自慢できますよ。
建物が建って、人が使い始めた後にそう思いますよね。形に残る仕事だからこそですね。
僕の場合は、製作するとき、考えて仕事をするのが好きですね。
どうやったら上手く決まった工程通りにいくだろうかと考えて、もちろん上手くいかないときもありますが、
考えて考えて、それが上手くいったときは、大きな満足感や達成感があります。
確かに、いつも考えて仕事を進めてくれているなあと感じます。
人の目に見えてくる部分の仕事も多いので、上手く収まって綺麗に仕上がることで、
お客様に喜んでもらえたり、それが次の仕事につながったりするので、やりがいがあります。
なるほど、やっぱり物が残るというのは大きいですよね。
私もそうですが、今までの現場でも、印象的な現場はいくつもありますよね。
最後に、皆さんが、仕事をする上で大切にしていることは何でしょうか?
階段の手摺は、常に人が素手で触れるものなので、そのことを考えて、仕上げは丁寧に行うようにしています。
綺麗さだけでなく、安全の為ですね。大事なことだと思います。
「間違い」を減らすことに気を付けています。
人間はどうしてもミスをしてしまうものなので、それをなるべく減らせるように工夫する。
例えば数字の計算など間違えやすいもの、そうでないものを意識して、仕事を行うようにしています。
仕事一つ一つをミスなく積み重ねていく、
基本的なことですが最も大事なことの1つですね。
合番で仕事をすることが多いのですが、そういったときでも仕事を他人事にしない、自分も責任をもって取り組むようにしています。
どんな仕事でも、だれと仕事するときでも、
常に100パーセントの力を出すということですね。
仕事の進め方についてなのですが、皆がやりやすい、仕事をしやすいようにいつも考えています。特に「工程」を意識しています。
建築の現場は、同じ目標、一つの建物を作るために人が集まっている場ですからね。
そうなんです。建築現場はさまざまな会社、さまざまな職人さんたちが仕事をしているので、予定された工程に遅れが生じると、他の会社の職人さんに迷惑がかかったり、現場全体に影響したりします。皆が気持ちよく仕事できることが一番大切だと思っています。
みなさん、ほんとうに色んなことを考えながらお仕事をされているのが伝わってきました。
これからも皆で力を合わせて頑張っていきましょう。
本日は貴重なお話、ありがとうございました。